
普段お付き合いのある先輩(60歳)が「バイクの免許を取りに行く!」と言い出して、教習所に通うといいだしまして。
その先輩、学生の頃バイクにあこがれていたのですが、会社勤めも始まってからは車に乗り出していたので、全くのバイク初心者。というより初めてバイクまたがるとといったところ。クラッチやギアなんかわかるんだろうかという感じですね。
「どこの教習所行ったらいい?」とか「何CCのバイクにのれる?」 と聞かれるしまつ。確かに今のバイクの免許区分は細分化されてわかりづらい所がありますよね。最近でも原付で運転出来る車両の範囲が変わったりしていますのもね。
そのようなことで、先輩のため、また自分のためにもと、現在の二輪免許の種類と排気量の違い、普通二輪は何ccまで乗れるのか、バイク免許の取り方や費用、普通自動車免許を持っている場合の教習内容まで調べてみました。
バイク免許の種類は?2026年現在の二輪免許区分を整理

バイク免許は、主に「原付免許」「小型限定普通二輪免許」「普通二輪免許」「大型二輪免許」に分けられます。さらに、普通二輪や大型二輪には、運転できる車両をAT車に限定した免許があります。
2026年現在は原付の車両区分にも変更があるため、排気量だけでは判断できない点に注意が必要です。
原付・小型限定普通二輪・普通二輪・大型二輪の違い
二輪免許の大きな違いは、運転できるバイクの排気量です。小型限定普通二輪は125cc以下、普通二輪は400cc以下、大型二輪は排気量の制限がありません。普通二輪は16歳以上、大型二輪は18歳以上から取得できます。
2025年4月からは原付の区分が変更され、従来の50cc以下に加えて、125cc以下かつ最高出力4.0kW以下の「新基準原付」も原付免許で運転できるようになりました。
ただし、原付免許で一般的な125ccバイクすべてに乗れるわけではありません。最高出力が4.0kWを超える50cc超125cc以下のバイクには、小型限定普通二輪以上の免許が必要です。
| 免許の種類 | 運転できる主なバイク | 取得可能年齢 |
|---|---|---|
| 原付免許 | 50cc以下、新基準原付は125cc以下かつ最高出力4.0kW以下 | 16歳以上 |
| 小型限定普通二輪 | 125cc以下 | 16歳以上 |
| 普通二輪 | 400cc以下 | 16歳以上 |
| 大型二輪 | 排気量の制限なし | 18歳以上 |
AT限定免許とMT免許の違い
普通二輪と大型二輪には、AT限定免許があります。AT限定とは、クラッチ操作を必要としないAT二輪車に運転を限定した免許です。スクーターなどが代表的ですが、区分は車体の形ではなく、クラッチ操作装置の有無などで判断されます。
AT小型限定普通二輪では125cc以下、AT限定普通二輪では400cc以下のAT車を運転できます。AT限定大型二輪には、現在、排気量の上限はありません。以前は650cc以下という制限がありましたが、2019年12月に撤廃されています。
一方、AT限定の付かない二輪免許では、免許区分の範囲内でMT車とAT車の両方を運転できます。将来MTバイクに乗る可能性があるなら限定なし、AT車だけを考えているならAT限定というように、乗りたい車種に合わせて選ぶとよいでしょう。
二輪免許の種類を選ぶときの基本ポイント
バイク免許を選ぶときは、まず「どのバイクに乗りたいか」を基準にすると分かりやすくなります。確認したいのは、排気量・MTかATか・将来乗りたい車種の3点です。
125cc以下を中心に乗るなら小型限定普通二輪、250ccや400ccまで選択肢を広げたいなら普通二輪、400ccを超えるバイクまで考えているなら大型二輪が対象です。普通二輪は何ccまで乗れるのか迷いやすいところですが、上限は400ccです。
また、現在持っている免許によって必要な教習時間も変わります。たとえば普通自動車免許を持っている場合は、二輪免許を初めて取得するときでも学科教習の多くが免除され、必要な教習時限が少なくなります。
バイク免許の費用や取得期間も免許区分によって異なります。排気量だけでなく、将来どの程度までバイクの選択肢を広げたいかも考えておくと、免許を選びやすくなります。
バイク免許ごとの排気量は?何ccまで乗れるのか

バイク免許は、種類によって運転できる排気量の上限が異なります。基本的な区分は、小型限定普通二輪が125cc以下、普通二輪が400cc以下、大型二輪が排気量の制限なしです。
ただし、2025年4月から原付免許で運転できる車両の範囲が一部変わったため、125cc以下のバイクは排気量だけで判断しないことが大切です。
小型限定普通二輪は125cc以下
小型限定普通二輪免許で運転できるのは、総排気量125cc以下の普通自動二輪車です。50ccを超える原付二種に乗る場合にも、この免許が一般的な選択肢になります。
125ccクラスは比較的車体が扱いやすく、通勤や買い物など日常の移動にも使いやすいのが特徴です。ただし、小型限定普通二輪免許では125ccを超えるバイクは運転できません。将来250ccや400ccに乗る可能性があるなら、最初から普通二輪免許を取得する方法もあります。
なお、2025年4月からは、原付免許でも「125cc以下かつ最高出力4.0kW以下」の新基準原付を運転できるようになりました。ただし、一般的な125ccバイクすべてが対象ではありません。最高出力4.0kWを超える125cc以下のバイクを運転するには、小型限定普通二輪以上の免許が必要です。
普通二輪は何ccまで?400cc以下が対象
普通二輪は、総排気量400cc以下のバイクを運転できます。普通二輪免許を取得すれば、125ccクラスに加え、250ccや400ccクラスのバイクにも乗れます。
そのため、乗りたい車種がまだ決まっていない人や、将来バイクの選択肢を広げたい人には、小型限定普通二輪より対応できる範囲が広い免許です。
ただし、400ccを超えるバイクは普通二輪免許では運転できません。排気量401cc以上の車両に乗るには、大型二輪免許が必要です。また、AT限定普通二輪免許の場合は、400cc以下でも運転できるのはAT二輪車に限られます。
免許を選ぶ際は、「今乗りたいバイク」だけでなく、将来250ccや400ccへ乗り換える可能性も含めて検討するとよいでしょう。
大型二輪は排気量の制限なし
大型二輪免許には、運転できるバイクの排気量に上限がありません。400ccを超える大型バイクはもちろん、小型限定普通二輪や普通二輪で運転できる排気量のバイクも運転できます。
バイク免許の排気量という点では、最も運転できる範囲が広い免許です。600cc、750cc、1000ccを超える車種など、大排気量のバイクに乗る場合は大型二輪免許が必要です。
一方、大型二輪免許は18歳以上でなければ取得できず、教習所で取得する場合は普通二輪と技能教習の内容や費用も異なります。大型バイクに乗る予定がない場合は、必ずしも最初から大型二輪を選ぶ必要はありません。
乗りたい車種の排気量を確認し、125cc以下なら小型限定普通二輪、400cc以下なら普通二輪、400ccを超えるなら大型二輪と考えると、必要な免許を判断しやすくなります。
バイク免許の取り方は?取得方法と流れ

バイク免許の取り方は、大きく分けて「指定自動車教習所を卒業して取得する方法」と「運転免許試験場で直接受験する方法」の2つです。
教習所を利用する場合は、学科教習と技能教習を受け、卒業検定に合格すると試験場での技能試験が免除されます。一方、試験場で直接受験する場合は、必要に応じて学科試験や技能試験に合格する必要があります。
教習所に通って取得する方法
一般的なバイク免許の取得方法は、公安委員会から指定を受けた「指定自動車教習所」に通う方法です。入校後、必要な学科教習と技能教習を受け、卒業検定に合格すると卒業証明書が交付されます。
指定教習所を卒業すると、運転免許試験場での技能試験が免除されます。免許を初めて取得する人など、学科試験が必要な場合は、卒業後に試験場で学科試験と適性試験を受け、合格すると免許が交付されます。
教習方法には、仕事や学校と両立しやすい通学のほか、教習所によっては短期間に集中して受講できる合宿もあります。費用や取得までの期間は、教習所や取得する免許、現在持っている免許によって異なるため、申し込み前に確認しておきましょう。
運転免許試験場で直接受験する方法
教習所を卒業せず、住所地を管轄する運転免許試験場で直接試験を受ける方法もあります。一般に「一発試験」と呼ばれますが、試験場で必要な試験を直接受験する方法です。
東京都の場合、二輪免許の直接受験では、免許の保有状況に応じて適性試験、学科試験、技能試験を受けます。技能試験は予約制で、適性試験に合格した後に予約する流れです。普通自動車免許など所定の第一種免許を持っている場合は、二輪免許取得時の学科試験が免除されます。
教習所の卒業検定を経由しないため教習料金はかかりませんが、技能試験に不合格となれば再受験が必要です。練習方法や受験回数によって総費用や取得期間が変わるため、必ずしも一発試験のほうが安いとは限りません。
普通自動車免許の有無で変わる教習内容
バイク免許を教習所で取得する場合、普通自動車免許の有無によって必要な学科教習の時限数が大きく変わります。
たとえば普通二輪免許では、免許なしまたは原付免許のみの場合、技能教習19時限、学科教習26時限が基本です。一方、普通自動車免許を持っている場合は、技能教習17時限、学科教習1時限となり、学科試験も免除されます。
小型限定普通二輪では、免許なしまたは原付免許のみなら技能12時限・学科26時限、普通自動車免許があれば技能10時限・学科1時限が基本です。大型二輪でも、普通自動車免許の有無や普通二輪免許の保有状況によって、必要な教習時限が変わります。
バイク免許の取り方や費用を比較するときは、希望する免許の種類だけでなく、現在持っている運転免許もあわせて確認することが重要です。
バイク免許の費用はいくら?種類別の料金目安

バイク免許の費用は、取得する免許の種類だけでなく、現在持っている免許、AT限定かMTか、教習所の料金プランによって変わります。
特に普通自動車免許を持っている場合は、学科教習の多くが免除されるため、免許を持っていない場合より費用を抑えやすくなります。実際の料金は教習所によって差があるため、ここでは2026年時点の料金例と教習時限数をもとに目安を整理します。
小型・普通・大型二輪免許の費用目安
バイク免許の費用は、小型限定普通二輪、普通二輪、大型二輪の順に高くなる傾向があります。ただし、所持免許によって必要な技能教習や学科教習の時限数が変わるため、同じ免許でも料金に差が出ます。
たとえば普通自動車免許を持っている場合、小型限定普通二輪MTは技能10時限・学科1時限、普通二輪MTは技能17時限・学科1時限が基本です。大型二輪は、普通二輪免許を持っていれば技能12時限で取得できます。
2026年の教習料金例では、東京都内の教習所で普通自動車免許所持者の普通二輪MTが税込11万円台から設定されている例があります。一方、追加料金を含むプランでは20万円台以上になる場合もあります。小型・普通・大型を問わず、正確な費用は希望する教習所の最新料金表で確認するのが確実です。
AT限定とMTで料金はどれくらい違う?
一般にAT限定免許はMT免許より技能教習の時限数が少ないため、教習料金も安くなる傾向があります。
たとえば普通自動車免許を持っている場合、普通二輪MTは技能17時限、AT限定普通二輪は13時限です。小型限定でも、MTは10時限、AT限定は8時限となっています。
実際の料金差は教習所によって異なりますが、2026年の料金例では、同じ条件でも普通二輪ATのほうが普通二輪MTより1万円前後から数万円程度安く設定されているケースがあります。
ただし、AT限定免許では運転できる車両がAT二輪車に限られます。将来MT車に乗る可能性がある場合は、取得時の費用だけでなく、後から限定解除する手間や費用も含めて検討するとよいでしょう。
費用を抑えてバイク免許を取得するポイント
バイク免許の費用を抑えるには、まず現在持っている免許を基準に料金を比較することが重要です。普通自動車免許や下位の二輪免許を持っていれば、学科や技能教習の一部が免除され、必要な教習時間を減らせます。
また、教習所ごとに、基本料金だけでなく追加技能教習、再検定、予約プラン、安心パックなどの料金体系が異なります。入校料金が安くても、補習が増えると総額が高くなる場合があるため、卒業までにかかる総費用で比較することが大切です。
一発試験では教習所の教習料金はかかりませんが、技能試験に不合格になると再受験料や練習費用が増える可能性があります。費用を抑えたい場合は、教習所のキャンペーンや学生割引、所持免許による割引も確認し、自分の技能や通学条件に合った取得方法を選びましょう。
バイク免許についてよくある質問
「中型バイク免許」という免許はありますか?
現在の正式名称は「普通自動二輪免許」です。以前は「中型限定」などの呼び方が使われていた時期があるため、現在でも「中型バイク免許」と呼ばれることがあります。普通二輪免許では400cc以下のバイクを運転できます。
普通自動車免許があれば、125ccのバイクにも乗れますか?
一般的な125ccバイクには乗れません。2025年4月から、125cc以下かつ最高出力4.0kW以下の「新基準原付」は原付免許や普通自動車免許で運転できますが、最高出力4.0kWを超える125cc以下のバイクには小型限定普通二輪以上の免許が必要です。
バイク免許を取るなら、小型・普通・大型のどれを選べばよいですか?
乗りたいバイクの排気量を基準に選ぶのが基本です。125cc以下だけなら小型限定普通二輪、250ccや400ccも候補なら普通二輪、400ccを超えるバイクまで考えるなら大型二輪が必要です。
普通自動車免許を持っている場合は、二輪免許取得時の学科教習が大幅に少なくなります。たとえば普通二輪MTでは、普通自動車免許所持者の教習は技能17時限・学科1時限が基本です。費用や期間だけでなく、将来乗りたい車種まで考えて選ぶとよいでしょう。
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