信用金庫と銀行は何が違うのか、口座を開設するならどっちがいいのか。迷ったときは、組織の目的や営業地域に加え、普段の使いやすさも比べることが大切です。
信用金庫は会員でなくても預金を利用できます。ただし、口座開設には金融機関ごとの申込条件があります。
信用金庫と銀行の違いは?組織の目的と利用条件を比較

信用金庫と銀行は、どちらも預金・振込・融資を扱う金融機関です。主な違いを、組織の目的、営業地域、会員制度の3つから見ていきましょう。
信用金庫は地域の会員を支える協同組織、銀行は株式会社
信用金庫と銀行は、組織の成り立ちと目的が異なります。信用金庫は、地域の人や中小企業が会員となり、互いに支え合う「協同組織」の金融機関です。会員は出資して運営に参加し、信用金庫は地域の暮らしや事業を支えます。
銀行は株式会社です。株主に対して責任を負い、利益を上げながら金融サービスを提供します。組織の形は違っても、預金を預かり、資金を貸し出し、振込を扱う点は共通しています。
営業地域と主な取引先はどう違う?
信用金庫は営業地域が決まっており、主な取引先はその地域の個人や中小企業です。地域で集めた預金を、地元の事業や暮らしに役立てています。事業資金の融資や相談でも、地域の利用者との関係を重視します。
銀行には、信用金庫のような営業地域や取引先の規模に関する制度上の制限はなく、大企業とも取引できます。ただし、店舗のある地域や得意とする取引は銀行によって異なります。
信用金庫の口座開設に会員資格は必要?
信用金庫で預金口座を開設するために、会員になる必要はありません。会員以外の人も預金を利用できます。
一方、融資は原則として会員が対象です。会員になるには、営業地域に住んでいる、勤務しているなどの条件があります。また、会員資格とは別に、口座開設には各信用金庫が定める申込条件を満たし、本人確認を受ける必要があります。申し込む前に、希望する信用金庫の案内を確認してください。
信用金庫と銀行、それぞれのメリット・デメリット

信用金庫と銀行は、どちらも預金や振込に利用できます。ただし、使いやすさは利用する場面によって変わります。それぞれのメリットと注意点を比べてみましょう。
信用金庫のメリット・デメリット
信用金庫のメリットは、地域の個人や中小企業を主な取引先とし、暮らしや事業の相談に対応していることです。近くに店舗があり、窓口で相談したい人には選択肢となります。また、所定の時間帯には、全国の対象となる信用金庫ATMでキャッシュカードを使った入出金の手数料が無料です。
注意点は、営業地域が決まっていることです。口座開設の条件は、信用金庫や申込方法によって異なります。ネットで申し込める信用金庫もあります。
銀行のメリット・デメリット
銀行によっては、各地の店舗・ATMやネットサービスを利用できる点がメリットです。アプリで口座開設を申し込める銀行や、ネットからの振込手数料が窓口より安い銀行もあります。転居や外出が多い人は、よく行く場所で使えるATMと、アプリでできる手続きを確認すると選びやすくなります。
注意点は、銀行や利用方法によって利便性と費用が異なることです。ATMを使う時間帯や振込先によって、手数料が変わる場合もあります。
口座開設するなら信用金庫と銀行のどっちがいい?

信用金庫と銀行のどちらが合うかは、口座の使い方によって変わります。給与の受け取り、振込、現金の入出金など、よく使う場面を考えて比べましょう。
アプリやネット手続きなど、普段の使い方で比べる
窓口に行く時間を取りにくいなら、アプリやネットでできる手続きを確認しましょう。残高・入出金の確認や振込、口座開設など、自分が使いたい機能に対応しているかがポイントです。紙の通帳が必要なら、発行できるかも確認してください。
信用金庫にも、アプリで口座開設を申し込めるところがあります。また、同じ金融機関でも、窓口とネットで振込手数料が異なる場合があります。使いやすい操作方法とあわせて、利用条件や手数料も比べましょう。
口座開設前に営業地域と申込条件を確認する
信用金庫の預金は、会員でなくても利用できます。ただし、口座開設には申込条件があります。信用金庫には営業地域があり、アプリからの申し込みを地域内に住む人や働く人に限る例があります。銀行のアプリにも、対象者や本人確認書類などの条件があります。
候補を絞ったら、公式サイトで営業地域、申込方法、必要書類を確認しましょう。さらに、使いたいATMやアプリの機能、手数料を比べると、口座開設後の使いやすさも判断できます。
信用金庫と銀行についてよくある疑問
信用金庫は潰れないのですか?
信用金庫も経営が破綻する可能性はあります。ただし、銀行と同じく預金保険制度の対象です。利息のつく普通預金や定期預金などは、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息が保護されます。
信用金庫と信用組合は何が違いますか?
どちらも会員が支え合う協同組織ですが、預金を利用できる人に違いがあります。信用金庫は会員以外からも預金を受け入れます。一方、信用組合の預金は原則として組合員が対象です。
引っ越したら信用金庫の口座は使えなくなりますか?
引っ越しだけで、必ず口座が使えなくなるわけではありません。ただし、住所変更の手続きが必要です。転居先が営業地域の外になる場合、会員資格や融資の取引に影響することもあります。引っ越しが決まったら、取引している信用金庫に確認しましょう。
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